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ファイアーオパールとダイヤ

フィレンツエで学校に行っていた時、校長先生が大のオパール好きでした。
オパールと言っても、普通の白く、青みがかったものではなくて、
もっとマニアックなものを買い集めていました。

そんなわけで、生徒も当然その影響を受け、
「オパール好き」になってしまったので。  


そんななかで、見つけてカットもちょっと変わっていたので
思わず購入したファイアーオパールで、指輪を作ってみました。

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ファイアーオパールとダイヤ_e0228162_156968.jpg

土台は18Kのイエローゴールド。指につけるとすっと馴染む感じです。
上が開いている、コントラリエ、という、左右が交差するデザインをアレンジしました。

ボリュームがあるのに、指がすっと綺麗に見えるデザインです。

オパールは正確なカットのものはあまりなく、石の性質からですが、
わりとざっくりなカットのものが多いようです。

イタリア語では「OPALE DEL FUOCO」と言います。 火のオパールと言う意味。
いつもはもやがかった白っぽいものや、青みがかかった物が多いのですが、
オパールって凄くいろんな色があるんです。

透明な青緑や、そのなかに、ファイアーオパールの色が、光によってちらっと
のぞいたり、凄く奥が深い石なんです。

ミュンヘンのジュエリーフェアがあるんですけど、そこに学生の時初めて行ったとき。
まだ付き合い始めの頃、大将が「オパールをプレゼントする!」と言って
オーストラリア(オパールは大体良質なのはオーストラリア産)のスタンドを
ぐるぐるして、随分ぐるぐるしたあと、ちっちゃいけど凄く綺麗な青緑のオパールを
沢山のオパールの中から見つけてくれました。

その石、今でも石やさんとかに行くと、(マニアにはわかる!)
「そのオパール、綺麗ね~」
と言われます。

オパールって同じものがひとつもないのも、マニアックをそそる要点かと(笑)

だからオパールひとつでも、色々思い入れや思い出が詰まっているんだなあって
思います。











*****おまけ*****
あまりにも大うけしてしまったので、写真を撮ったのですが(笑)
おもいっきりあほな写真=33 大きくなって見せたらおこられそう。

お風呂場でなんかごそごそしてるな~と思っていたら、突然。
「ママ~みて。おむつおむつ」 といって、この状態で現れました(汗)

何でおむつなら頭につけるんだぁ~しかも2個。 
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# by orafa-aki | 2011-08-05 15:04 | 工房からお仕事拝見!

彫金仲間合宿



日月とフィレンツエに合宿。 彫金仲間お宅にゆきちゃんとおしかけました☆
日曜午後。 共に学んだ学校に集合。


彫金仲間合宿_e0228162_1734143.jpg懐かしい学校の風景。ほんの2年だったけど、沢山の楽しい思い出がありますね。 インターナショナルな学校で、世界中から生徒が集まって、拙いイタリア語を使いながら勉強していました。
ここで大将ともであって(しまった?!)のでした。


彫金仲間合宿_e0228162_17372715.jpg学校の中庭にて。 ここでみんなで休み時間は団欒していたり。 

彫金仲間合宿_e0228162_17301690.jpg
次の日はすばらしい空が広がっていました。 なんだかカラバッジョとかの
絵に出てきそうな水色が圧倒的。 そんな景色を絵に描いていたふたりをパチリ。

天気が良かったので、ふと、以前から行ってみたかったFORTEZZA DEL BELVEDEREという、フィレンツエを一望できるところがあるので、バギーでがんばって登ってみました。 そこはゆきちゃんバッボとわたしが初デートしたところでもあり、
ちょっと思い出の場所でもあります(笑) 
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さすがにきつい~~~ たびたびお休みしながらがんばって頂上へ到着。

が!! が~~ん。 修理中ということで、閉まってました(涙)

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 とりあえず、入り口付近で記念に一枚。 ゆきちゃん眠そうでした。
# by orafa-aki | 2011-07-30 17:47

中世時代祭り

夏になると、ここ近辺では「中世時代祭り」がいろんなところで催されます。

カシナもそのひとつで、今年は早8年目とか。 もうそんなに経つ?!と
一瞬びっくりしましたが、今年は盛大でしたね~

中世時代祭り_e0228162_16431047.jpg


突然、巨大な箱舟登場。 よくできてます。 日本で言うと、お輿?! 的な感覚。


中世時代祭り_e0228162_16445867.jpg大名行列??なぜか先頭に法王がいる?! どういう行列だ?!とつっこみたくなるが、そこはご愛嬌☆ 何でもアリなのが、いいんです(笑) 当スタジオも、衣装に
貢献しました。 法王の指輪もそのひとつ。 毎年参加者もエスカレート?してきて、
だんだん手の込んだものをコレクションしていくので、衣装も本格的になりました。


中世時代祭り_e0228162_16452764.jpg
こちらはかわいい双子を連れた、日本で言うと稚児行列?!でしょうか。 お母さんらしき人が心配そうに付き添ってました(笑) マントのすそもっちゃって、かわいいね~


中世時代祭り_e0228162_16503112.jpgお楽しみはお食事。 中世をイメージとしたメニューで、レストランも大奮闘。 皆衣装を着ながらお給仕してました。 土日だったお祭り、土曜はすごい人手だったみたいだけど
今日もすごい! 魚のミックスフライのお店も、なんと1時間待ち!!!お食事の後は、いろんな催しがあってとにかくもう11時を過ぎようとしているのに、どんどん人が集まってきました。 とにかく凄い人出!! 去年までいた、タカ使いの人たちは、去年ショーの最中に(大勢の人や環境の違い?)の最中にどっかへ飛んでいってしまい、お祭りの後数日かけてやっと、帰ってきたなんて事があったで、今年は× 残念、きてくれませんでした。 個人的には凄く感動して、好きだったのに、残念でした。


中世時代祭り_e0228162_16495134.jpgもちろん我がピッポも一緒ですよ~☆ この直後、時計台の上から打ち上げられた
花火に、びびり!!! 花火苦手なの・・・と、一目散に膝に乗りたがり、抱っこ。


中世時代祭り_e0228162_1734399.jpgゆきちゃんはというと、昨日はお祭りということで(中世祭りなんですけど)浴衣を着てみました☆ ゆきちゃんは、お祭りの最後までおりこうさんでいてくれて、最後のほうでは
バギーに乗ってねちゃいまた☆ どこでもマイペース。全然平気なのね~助かるヮ
# by orafa-aki | 2011-07-11 17:07

ジョバンニとフランチェスカの結婚式

昨日は大将の幼馴染+私の友人達の結婚式へ行ってきました。
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彼らは幼馴染で、付き合いだして17年目にして結婚。 イタリアの田舎のほうではよくあるそうで、まあ、
私達も16年目の付き合い(私と大将)なので、人のことは言えませんが(笑)
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地元の教会で4時に式が始まり、その後、Morroneという、ピサ地方の披露宴の場所へ
行きました。 山の上のほうの、ちょっと小高くなった場所にそこはありました。
大きい緑の門をくぐると、舗装されてない山道をちょっとあがり、木々の間から
開けた場所にでると、左側に古いお屋敷の前にテーブル、左側にあるプールの前に
前菜が並べられたテーブルがありました。 
ジョバンニとフランチェスカの結婚式_e0228162_18484562.jpg




ジョバンニとフランチェスカの結婚式_e0228162_18184535.jpgまず、プール側へ案内され、そこでおつまみ+おしゃべり。 前菜には生ハム、
サラメ、色々な種類のチーズや天ぷら風なフライなどなどありました。


ジョバンニとフランチェスカの結婚式_e0228162_1821742.jpg花嫁フランチェスカちゃんは、式目前にしてナーバスになり、たびたび涙していたらしいのですが、当日はこの通りUPでした(笑) 「となりのととろ」みて泣く(どこにそんな
シーンがあるのかは彼女のみぞ知る)感情豊かな彼女なので心配してましたが。

お食事はトルテッリとリゾット、フィレのお肉キアンティの赤ワインソースにケーキとフルーツでした。 お食事のあとは、プールサイドのほうでお祭り騒ぎ。 友人達で
用意した出し物(笑)やディスコが始まり、そのうち心は少年のおじさん達が、
まだ冷たいプールへ飛び込んだり、そんなことして夜2時にはお開き。

たのしかったね~とお別れを言っているところ、フランチェスカのお父さんが

「ガゾリンがなくなって
帰れない」 
と言ってきた(笑)

フランチェスカちゃんがジョバンニとレンタカーのほうで来て、おじさん達は
フランチェスカちゃんの車でここまで来たのはいいけど、気がついたらガソリンがゼロ
だったらしいのです(笑) そうとう気が焦ってたんだね~~

畑のど真ん中のここ、ガソリンスタンドまでちょっとありそう・・・・
と言うことで、ぎりぎりのところまで降りていって、もし路上で息絶えたら
乗せていくということで、お付き合い・・・・・大丈夫でしたが!

そんなわけで、教会の後、NONNA(ばあば)達に預けて来たゆきちゃん。
初の夜就寝コース。 大丈夫、帰ってみたら、寝てました☆
# by orafa-aki | 2011-07-10 18:42

フィレンツエの小児科病院マイヤー

昨日、救急隊員をしてる大将が、救急隊向けに開かれる、講習会へ出席する為
フィレンツエの小児病院MEYERに行くというので、
私も店の仕入れでフィレンツエに行っていた為、合流して一緒に帰ることになりました。

マイアーは、フィレンツエのフィエゾレという、小高い丘の方にあります。
駅からは、バスで20分くらい行きます。

バスが角を曲がり、木が多くなってきた坂道をちょっとあがると、大きな入り口がありました。
おっきくPEDIATRIA と書いてあります。 小児科と言う意味です。

山の中の道なりに歩いていくと、綺麗な建物が見えてきました。
フィレンツエの小児科病院マイヤー_e0228162_1531726.jpg


イタリアの病院に見えない病院は、色々見て知っていたのですが、これには
度肝抜かれました。 病院に見えない・・・・

とにかく素晴らしい環境と、素晴らしい建物! 一瞬みただけでは
美術館のよう・・・ 中にはいるともっと素敵でした。

ホールがあって、吹き抜けがあり、上階へ。 渡り廊下がまたすごい。
ガラス張りで、床も一部木が使われていたり、とにかく手が込んでいました。
ところどころに、色とりどりの動物達のオブジェが、有名なアーティストの寄贈品
でしょうか、さりげなく置いてあります。 

そこを抜けていくと、突き当たりには先ほど入り口に見える正面玄関の上にある
窓にでました。 はいっていく時は、気にしなかったのですが、
丘を上からの景色が眺められます。 すごい・・・・
どこかの宮殿の庭のよう! イタリア風の庭園が丘の上広がり、フィレンツエが
一望できます。

こんな病院見たことない・・・・

病院って、基本的に、嫌な場所ってイメージ、ある中、この病院は衝撃的でした。
カメラ持ってこなかったことに× 残念・・・

イタリアの子どもに対する情熱、というか、思い入れは(当然のことなのですが)
こういう形に表れているのかなと思いました。
イタリアはほんとに誰でも子どもが大好きなのです。

とりあえず、大将たちがいるはずの、レクチャールームを探していると、
間違って病室へ。

ふと、がらっと雰囲気がかわり、はっとさせられました。

そうだよね・・・病気の子ども達がいるんだ・・・

はっとしました。おもわず、浮かれていた自分を戒めると同時に、
現実を見せられた瞬間。
帰り際、よく見ると、Cardiologia と書いてある。 心臓科・・・

あ、さっきいた子供も、具合がわるいんだなぁ・・・・ 

さっきおかあさんが、ゆきちゃんよりちっちゃい子どもをバギーで連れていたのを
思い出しました。 

うちの子が、元気で、ずっとここへ来なくてすみますように・・・・・
# by orafa-aki | 2011-07-06 15:19